21世紀アートプロジェクト
佐々木 愛 Four Songs

会期: 2014年4月12日(土)―7月8日(火)

《ふたたびの森》パネルにロイヤルアイシング
2013年 撮影/高嶋清俊
「Walking」より 紙にオイルパステル、色鉛筆
2011年
《door》 紙にオイルパステル、色鉛筆  2011年
ベルナール・ビュフェ美術館は、1973年に開館以来、フランスの画家ベルナール・ビュフェの作品をご紹介してきました。
このたび、開館40周年を契機として、私たちと同時代に生きている画家に目を向け、彼らの表現世界と鑑賞者との懸け橋となるべく「21世紀アートプロジェクト」を立ち上げました。

第一弾は大阪出身の美術作家、佐々木愛。今回が美術館での初めての個展となります。佐々木が描く空を舞う鳥が俯瞰したかのような、あるいは夢の中を浮遊しているかのようなイメージは、懐かしい風景や忘れかけた記憶の断片を呼び覚まします。それらは、自然から生まれ出た清々しい命のように透明感をたたえ、見る者を包み込む優しさと強さを秘めています。
佐々木は2005年から世界各地を巡り、その土地に滞在し、出会った風景や神話からイメージを想起し二次元に還元してきました。身近な素材を使用したインスタレーションやペインティングを制作発表し、近年では詩人との共作による「Walking」プロジェクトや砂糖による繊細なウォールペインティングなど、感性の赴くままに軽やかに新しいフィールドを開拓しています。
本展覧会では、佐々木愛の表現世界を媒体や手法によって4つの“Song”に分けて展示し、作家のつむぎだす世界を広くご紹介いたします。


開館時間 10:00-18:00  ※ご入館は閉館30分前まで
休館日 水曜日 ※4月30日は開館
入館料 一般1000円(900円)大学生・高校生500円(400円)
中学生以下は無料 ( )内は20名以上の団体料金
主 催 ベルナール・ビュフェ美術館
協 力 モエレ沼公園/三井製糖株式会社/スルガ銀行


Photo:Takehiro Goto
【作家紹介】
佐々木 愛(ささき あい)Ai Sasaki
1976年、大阪生まれ。2001年、金沢美術工芸大学卒業。『キリンアワード2002』奨励賞受賞。参加した主な展覧会は、「かわりゆく世界で」(国際芸術センター青森)、「VOCA展-新しい平面の作家たち」(上野の森美術館)、「もうひとつの森へ」(メルシャン軽井沢美術館)、「Walking 歩行という経験」(モエレ沼公園)、「水と土の芸術祭」他多数。青森、韓国、ニュージーランド等のアートインレジデンスに積極的に参加。2010年、ポーラ美術振興財団在外研修生としてオーストラリアに滞在。




  【関連イベント】
Photo:Yoshisato komaki、モエレ沼公園提供
「Walking」より/詩 管啓次郎

■対談 “歩いてきみははじまった”
   管啓次郎(詩人) × 佐々木愛(美術作家)

2009年から始まった「Walking」プロジェクトは菅啓次郎の詩と佐々木愛のドローイングのセッションともいえるプロジェクト。「Four Songs」で紹介している作品をご紹介しながら文学・アート・旅について語っていただきます。

日 時: 6月22日(日)/ 14:00 - 15:30
会 場: クレマチスの丘アカデミーフォーラム
参加費: 無料 ※要予約


管 啓次郎(すが けいじろう)Keijiro Suga
1958 年生まれ。詩人、比較文学者。明治大学院理工学研究科新領域創造ディジタルコンテンツ系教授。著書に 『コロンブスの犬』『狼が連れだって走る月』(以上、河出文庫)、『斜線の旅』(インスクリプト、読売文学 賞)、『本は読めないものだから心配するな』『ストレンジオグラフィ』、詩集『Agend'Ars』4部作(以上、 左右社)などがある。フランス語、スペイン語、英語からの翻訳多数。サン=テグジュペリ『星の王子さま』の斬新な新訳(角川文庫)は話題を呼んだ。


飛ばない日
三月のワルツ
トオヤマタケオ  Photo:吉次史成

■佐々木愛 Four Songs クロージングイベント
   トウヤマタケオ コンサート SONGS

佐々木愛とも親交があり、関西のアーティストから厚い支持を得る音楽家、トウヤマタケオのコンサートを開催いたします。

──佐々木愛からのメッセージ
数年前に私の個展で、トウヤマタケオさんに演奏してもらう機会がありました。
その日はあいにくの大嵐で、ギャラリーの屋根や窓を打つ雨粒の大きな音に、その場所に居た皆は心細くなっていました。 その時、トウヤマさんはそんな状況を悲観することなく、雨音を音楽の一部に取り入れて演奏することを提案してくれました。 結局は奇跡的に演奏中だけ雨脚が弱まり、ピアノの音は優しく空間を包み、静かに演奏会を終えることができました。
さまざまな土地や空間で演奏してきた彼の自由でやさしいスタイルに、私は本当に感激しました。
ゆったりと大きくて楽しくて、開かれて、時に威厳に満ちて、時にふんわりと蝶々のように着地する。
そんなトウヤマさんのピアノ曲や歌を聴きながら絵を描いていると、ふと、あの嵐の日を思い出します。
音楽と、言葉と、空間と、時間。自由に開かれたトウヤマさんの音楽にふたたびこの場所で出会えることを楽しみにしています。


日 時: 7月6日(日)   開場 17:30 開演 18:00
会 場: ベルナール・ビュフェ美術館 大展示室
定 員: 100名
料 金: 高校生以上3,000円、小・中学生1,500円 
     ※未就学児の入場はご遠慮ください
     ※コンサート前に展覧会をご鑑賞いただけます
ご予約: お電話にてお申込みください。 TEL 055-986-1300


トウヤマタケオ
作曲家。鍵盤奏者。編曲家。
クラシック、ジャズ、ロック、フォークロアなどのジャンルを越境し、放浪する音楽家。 ソロピアノ演奏の他に、画家nakabanとの幻灯ユニット”ランテルナムジカ”、 8ビート偏愛ユニット”PATO LOL MAN”など、活動は多岐に渡る。 2010年に発表したピアノソロ作品集「Waltz in March」はロングセラーとなっている。 昨年9月には、自身初となる歌ものアルバム「飛ばない日」を、 今年2月にはチェリスト徳澤青弦との新ユニット Throwing a Spoon で「awakening」をリリース。
HP : www.takeotoyama.info



「Walking」より 紙にオイルパステル 2011年
佐々木愛 『Landscape Stories』

■ワークショップ「シュガーペインティング」
ロイヤルアイシング(砂糖を使った絵画)のワークショップ。
  日時: 5月24日(土)・25日(日)/ 13:30 - 17:00
  会場: ビュフェこども美術館
  対象: 小学生から中学生まで
  定員: 20名
  講師: 佐々木愛
  参加費: 1,500円(保護者は入館料が別途必要です)   ※要予約

■ワークショップ「向かい合って描きっこ」
親子でも友達同士でも参加できる楽しいワークショプ。
  日時: 6月14日(土)・15日(日)/ 13:30 - 16:00
  会場: ビュフェこども美術館
  対象: 幼児から大人まで
  定員: 20組
  講師: 佐々木愛
  参加費: 1,000円(2名1組、高校生以上は入館料が必要です)
    ※要予約

【関連書籍刊行のお知らせ】
  佐々木愛、初の作品集『Landscape Stories』を2014年7月刊行予定
  (発行:NOHARA、価格:税込3,456円)
  7月5日(土)より、TREEHOUSEとミュージアムショップNOHARA BOOKSにて
   先行発売予定
   オンラインショップにてご予約受付中です


ご予約・お問合せ先
ベルナール・ビュフェ美術館
〒411-0931静岡県長泉町東野クレマチスの丘(スルガ平)515-57
TEL.055-986-1300/FAX.055-987-5511