ビュフェと1940-50年代 不条理に対峙する絵画



ビュフェと1940-50年代 不条理に対峙する絵画 第II期
会期: 2016年9月10日(土)-2017年3月12日(日)

2015年6月21日より2016年9月6日まで開催したコレクション企画展「ビュフェと1940-50年代 不条理に対峙する絵画」を、展示作品を大きく入れ替え、引続き開催いたします。ビュフェが当時の批評家や親しい人々を描いたポートレイト作品を含め、当館が所蔵する貴重な初期作品をご紹介します。

1940年代末、若き奇才としてパリの画壇にデビューしたベルナール・ビュフェの初期作品には、孤独にそそり立つ人間、一度も満たされたことのないような空の器、宙づりにされ皮を剥がれた動物といったモチーフが、一貫して抑制されたトーンと、画面を削り取るような激しい線で描かれます。このようなビュフェ作品成立の背景には、疲弊した戦後フランスの混交する思想や文化芸術が生み出した爆発的エネルギー、政治的な文脈、若き画家を熱狂的に支えた人々の存在がありました。本展では、こうした初期ビュフェ作品の背景にあらためて目を向けながら、その表現がもっていた「衝撃」とは何だったのかを探ります。当館の所蔵する貴重な初期ビュフェコレクションを、当時のポスターや映像、資料とともに余すことなく見ていただけるまたとない機会となります。美術界に彗星のごとく現れた青年画家ビュフェとその時代との共鳴を感じてください。

裸の男と暖炉
《裸の男と暖炉》油彩 1947年
女の顔
《女の顔》油彩 1950年
自画像
《自画像》 油彩 1946年


中展示室企画 「モンマルトルとビュフェ
ベルナール・ビュフェ美術館の中展示室では、ビュフェの原点ともいえるモンマルトルをテーマにした小企画を展開しています。

パリの北にある丘モンマルトル。19世紀末から、若き才能が集まり、さまざまな芸術を生み出してきた街としても知られています。

ベルナール・ビュフェもこの界隈で生まれ、青年時代を過ごしました。ビュフェが若くしてその才能を顕した背景は、モンマルトルという街の影響抜きに語ることはできません。ユトリロ、ヴラマンク、キスリングら、ビュフェに大きな影響を与えたモンマルトルを代表する画家たちの作品を、ビュフェの作品とともにご覧いただきます。
またビュフェが多くのドライポイント(銅版画)を制作したのも、モンマルトルにあったラクリエール・エ・フレロー工房でした。同工房でビュフェが制作した「人間の声」(ジャン・コクトー原作の戯曲をビュフェがドライポイントで挿画したもの)も合わせてご覧下さい。

utrillo
《アヴェス通りのサン=ジャン教会》
油彩 モーリス・ユトリロ 1933年ごろ
lavoixhumaine
《人間の声》ドライポイント
ベルナール・ビュフェ 1957年

muranotori
《村の通り》 油彩 
ベルナール・ビュフェ 1946年
ギャラリートーク
11:15スタートの日:2月26日(日)
14:15スタートの日:2月11日(土)、3月11日(土)
所要時間は約20分です。
申し込みは不要です。当日の入館券をお持ちの上、美術館受付にお集まりください。