レオナール・フジタ展
−よみがえる幻の壁画たち−

会期:2009年9月19日(土)~12月25日(金)

レオナール・フジタ(藤田嗣治)
ランス「平和の聖母礼拝堂」外観
フレスコ画の習作が壁に描かれたアトリエ・フジタの室内
1992年、フランス・オルリー空港近くの倉庫で、縦横3メートルの大作4点が発見されました。それらは、一部が1929年に日本で公開されたものの、その後所在が不明になっていた、藤田嗣治の「幻の作品」でした。この4点は藤田が最晩年を過ごしたアトリエの建物とともにエソンヌ県の所蔵となりますが、2002年にはフランスの国家財産としての認定を受け、同県による本格的な修復作業がスタート、6年の歳月を経て、ついに全作品の修復が終了しました。そして、2008年夏、フランスの国家プロジェクトとして第一級の修復家によって修復されたこれらすべての大作が日本で一堂に会し、いよいよ初公開となります。この4点のほかにも、パリ日本館壁画と関連する貴重な大作一点が世界初公開作品として加わり、いまだかつてない圧倒的なスケールで、藤田嗣治の実像に迫ります。

日本人でありながら、フランス人レオナール・フジタとしてその生涯を終えた数奇な異邦人、藤田嗣治。本展では、独自のスタイルを確立し、大画面の構成に挑んだエソンヌの大作群を中心に、1929年以降世界各地に点在したこの大作の下絵となった貴重なデッサンをあわせて展示します。また、最晩年を過ごしたラ・メゾン=アトリエ・フジタに残された豊富な生活資料や作品も日本で初公開。さらに、キリスト教改宗後、「レオナール・フジタ」として生涯を賭けて挑んだ、ランスの「平和の聖母礼拝堂」(通称シャペル・フジタ)の全貌をハイビジョン映像により紹介します。今なおこの礼拝堂の内部を美しく彩るステンドグラスのうち1枚を、今回の展覧会のためだけに特別に再制作することを許可されました。当時と同じ材料、技法によって蘇ったフジタの世界をご堪能ください。
幻の群像大作への挑戦とエソンヌをめぐる生活、そして晩年の宗教画への昇華──本展は、この類いまれなる世紀の天才画家の実像を明らかにし、これまでとは異なる視点から、作家の画業とともにその人間性をも浮かび上がらせることでしょう。

主催:ベルナール・ビュフェ美術館
後援:外務省、フランス大使館
協力:ヤマトロジスティクス、損害保険ジャパン
出力協力:エプソン
企画協力:フランス・エソンヌ県、北海道立近代美術館、北海道新聞社、キュレイターズ

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休館日 水曜日(祝日の場合は、その翌日。12月24日は開館)
開館時間 9・10月 午前10時→午後5時
11・12月 午前10時→午後4時30分
※ご入館は閉館30分前までになります。
入館料 一般1000円(900円)・大学生・高校生500円(400円)
・中学生以下無料 ( )内は20名以上の団体料金

お問い合わせ
ベルナール・ビュフェ美術館 TEL055-986-1300