森—いのちのかたち
         

森—いのちのかたち いせひでこ/鈴木まもる/杉山明博
2017年4月22日(土) - 2017年10月31日(火)

水曜休館(祝日の場合は翌日休)、ただし2017年5月3日(祝)、4日(祝)、5日(祝)は開館
主催 ベルナール・ビュフェ美術館


ベルナール・ビュフェ美術館のまわりはたくさんの木々であふれています。当館はこれまで、「親子で遊ぶ-『木とのふれあいワールド』展」(2000年)や、「木のものがたり」展(2013年)など、木をテーマにした企画展を開催してきました。木をテーマにしながら見えてきたことは、木と人とのかかわり、そして、森が育むいのちです。本展では、木の、そして木々と共に生きる「いのち」をみつめ、その「かたち」を表現する、3人の作家の作品をご覧いただきます。それらの作品は、我々自身がどう生きるかについても問いかけてくることでしょう。



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<Robinier> 2006 『幼い子は微笑む』(講談社)より


いせひでこ 1949年北海道札幌市生まれ 画家・絵本作家


絵本作家・いせひでこは 「木が好き、根が好き。歩くと木ばかり見ている」と自身が言うように、その作品の多くに木が登場します。本の職人を描いた代表作『ルリユールおじさん』でも、樹齢400年のアカシアの大木が、その物語を支える背景として重要な役割を果たしています。2011年の東日本大震災をきっかけに生まれた『木のあかちゃんズ』では、子どもたちの未来を「木の種-木の赤ちゃん」に託して描き、「未完の物語」では、津波の後の荒野に横たわっていた一本のクロマツのいのちに寄り添い、木といのちをみつめた作品を多く発表しています。




BirdsNestoftheWorld kurogashira
Birds Nest of the World クロガシラシュウダンハタオリの巣(実物)


鈴木まもる 1952年東京生まれ 画家・絵本作家・鳥の巣研究家


絵本作家・鈴木まもるは、世界各国で鳥の巣を収集し、鳥の巣に関する絵本、著書も数多く発表しています。鳥の巣は鳥の「家」ではなく、卵を産み、子育てのときにつくる「新しい命を守るかたち」です。「ちいさないのちが育つところ」という意味で、鳥の巣は自身の絵本の仕事と同じだと作家は言います。絵本を通して描きたい多様な表現の世界は、鳥の巣の多様な形と共通している、と言う作家の絵本原画と鳥の巣をあわせてご覧いただきます。




鳥の集合 ふくろうをつくろう
<鳥の集合> <ふくろうをつくろう>


杉山明博 1942年静岡県函南町生まれ 造形家

 

造形作家・杉山明博は、木を素材とした作品づくりの中で、子どもたちの学び、育ちを常に考えています。遊びと学びの一体化を重視し、木に触れ、遊び、考えることから、感性、発想力が育まれると、体験型の作品も多く発表しており、ビュフェこども美術館の「触のひきだし」は、長く子どもたちに親しまれています。木の特性を知り尽くした作家の手によって新たないのちを吹き込まれた木々が、かたちを変えてまた、子どもたちのいのちを育んでいきます。

 


関連イベント


会期中、さまざまなイベントを予定しています。 オープニングイベント、映画上映会、コンサートはこのページでどうぞ。 ワークショップはこちらから



オープニングイベント

・杉山明博 アーティストトーク

杉山明博が自身の作品を前にその創作のプロセスなどを語ります。

日時:4月22日(土) 11:00~11:45 予約不要 時間前に会場までお越し下さい
会場: ビュフェこども美術館
料金:当日の入館料のみ

・対談 いせひでこ × 鈴木まもる

二人の絵本作家が、それぞれみつめ、描いてきた「いのちのかたち」について語ります。


日時:4月22日(土)13:00~14:30

会場:クレマチスの丘ホール 定員100名 要予約

(このイベントのみ、お申込みはクレマチスの丘コミュニケーションセンター tel. 055-989-8785)

料金:当日の入館料のみ

同日開催:ヴァンジ彫刻庭園美術館「日高理恵子 空と樹と」オープニングトーク
ぜひ合わせてご参加ください。


クレマチスの丘ホールは、「クレマチスガーデンエリア」にあります。
本企画展会場であるベルナール・ビュフェ美術館との間はバスでの移動が可能です。 クレマチスの丘ご案内はこちらから



映画上映会とトーク


・映画「いのちのかたち—画家・絵本作家いせひでこ」

東日本大震災から1年経ったある日、宮城県亘理郡吉田浜を訪れたいせひでこは、なにもかも流され荒れ地となった土地で、一本のクロマツの倒木と出会います。あの日までのことを、あの日のことを、そしてあの日からのことを誰よりも記憶しているにちがいないクロマツと4年近くにわたって向き合い、その声に耳を澄ませた絵描きを追ったドキュメンタリーです。


・トーク いせひでこ × 伊勢真一(映画監督) × 細谷亮太(小児科医)

上映(1時間24分)後休憩をはさみ、ご友人同士であり、この映画づくりに深く関わった三氏による鼎談を行います。


日時:5月13日(土) 13:30~16:00 
会場:クレマチスの丘ホール
定員:200名 要予約(ベルナール・ビュフェ美術館 055-986-1300まで)
料金:当日の入館料のみ


上映作品についてくわしくはこちらから(いせフィルム)



コンサート


・佐藤光 チェロコンサート


木からつくられる楽器、チェロ。その音色は森の声ともいえるでしょう。「木は、見たり聞いたりしてきたことを、歌ったのかもしれない、楽器になって。」(いせひでこ『チェロの木』(偕成社)より)


(このイベントのお申込みは4月20日10:00より承ります ベルナール・ビュフェ美術館 055-986-1300)

日時:9月3日(日) 開場14:00 演奏14:30~16:00
会場:クレマチスの丘ホール
定員:200名 全席自由 要予約(ベルナール・ビュフェ美術館 055-986-1300まで)
料金:3500円/中学生以下2000円(ベルナール・ビュフェ美術館への入館料含む)


チェリスト 佐藤光(さとう ひかる) 東京生まれ。5歳の時から、日本で最初のカザルスの弟子となった父・佐藤良雄にチェロの手ほどきを受ける。1973年渡仏。1979年、名門パリ管弦楽団に初めての日本人として入団し、現在に至る。パリ弦楽四重奏団創立メンバー。

ピアノ伴奏 スザナ・バルタル(Suzana Bartal) ルーマニア・ティミショアラ生まれ。早くから才能を開花させ、各国のコンクールでも優秀な成績をおさめる期待の若手ピアニスト。2016年春には初のアルバム「Suzana Bartal plays Schumann」をリリース。各国て好評を得ている。


展覧会についてのお問い合わせはベルナール・ビュフェ美術館まで
tel. 055-986-1300
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