美術館に行こう!
ディック・ブルーナに学ぶモダン・アートの楽しみ方

会期: 2019年4月20日(土)-9月29日(日) 主催: ベルナール・ビュフェ美術館

 好評終了いたしました。ありがとうございました。

世界中で親しまれている絵本の主人公「ミッフィー(うさこちゃん)」。オランダを代表するグラフィックデザイナー・絵本作家、ディック・ブルーナ(1927-2017)の作品です。考え抜かれたシンプルな線や色彩など、彼独自のスタイルが生まれた背景には、モダン・アートの影響もありました。1997年に出版された絵本『うさこちゃん びじゅつかんへいく』では、両親と一緒に初めて美術館を訪れたミッフィーがアートを楽しむようすが描かれています。
新館展示室での第1部では、「見てみよう」として、この絵本の内容にそって、ミッフィーと一緒にベルナール・ビュフェの作品を見ていきます。また、別館企画展示室での第2部「考えてみよう」では、ディック・ブルーナの創作の方法も紹介し、ビュフェとブルーナがそれぞれ追い求めた表現について考えます。
実は、1928年生まれのビュフェとブルーナは1才違い。フランスとオランダで同じ時代を生きたふたりの仕事をぜひお楽しみください。

特別協力:株式会社ディック・ブルーナ・ジャパン、Mercis bv
協力:クツワ株式会社、株式会社福音館書店
企画協力:株式会社キュレイターズ
後援:静岡県教育委員会、長泉町教育委員会、清水町教育委員会、裾野市教育委員会、沼津市教育委員会、三島市・三島市教育委員会、静岡新聞社・静岡放送

 

展覧会構成

 

見てみよう

<新館展示室>

「ほんものにそっくり!」「わたしにだってかける!」「うつくしい色!」
ミッフィーといっしょにビュフェ作品を見てみます。
ビュフェの作品がこれまでとは違って見えて来るかもしれません。

photo: F. Andre de la Porte

photo: F. André de la Porte

考えてみよう

<別館企画展示室>

ペーパーバック小説の表紙デザインから絵本まで、ディック・ブルーナの仕事を紹介します。
シンプルでいて、見る人の想像力を働かせる表現を求め続けたブルーナ。
どうやって独自の表現を生み出していったのか考えてみましょう。

つくってみよう

透明フィルムの下に色紙を置いて配色を考えたブルーナ。その制作の方法に挑戦してみましょう。
あなたならどんな色、配色でつくりますか?

 


クレマチスの丘 2つの展覧会

クレマチスの丘では、ディック・ブルーナの2つの展覧会を開催します。(どちらも終了しました)
ヴァンジ彫刻庭園美術館では「ミッフィーのたのしいお花畑 ディック・ブルーナが描くお花と絵本の世界展」を開催。ディック・ブルーナが描く「花」と「植物」に焦点を当て、それらが登場する作品を紹介します。ディック・ブルーナの表現と庭園を行き来しながら、新たな発見をお楽しみください。

2つの企画展を合わせてご覧いただくことで、ディック・ブルーナの表現をより深く知ることができるとともに、作品や身近な自然を、新たな視点で楽しむことができます。子どもから大人まで、みんなに愛されるミッフィーと一緒に、ブルーナの作品、そしてクレマチスの丘をご堪能ください。