“ビュフェ・スタイル”とは何か?

会期: 2023年4月1日(土)~11月7日(火) 主催: ベルナール・ビュフェ美術館 会場:新館展示室
  • 《肘をつく男》1947年 油彩

  • 《瓶のある静物》1949年 油彩

  • 《イーゼルのある自画像》1949年 油彩

  • 《サーカス:パレード》1955年 油彩

  • 《ニューヨーク ダウンタウン ブロードウェイ》1958年 油彩

  • 《テーブル、食器》1984年 油彩

好評終了いたしました。たくさんのご来館ありがとうございました。

<新館展示室>
第二次世界大戦後のフランスにすい星のごとく現れた青年画家。灰色と栗色の画面、黒く鋭い輪郭線、画面を埋め尽くすひっかき傷のような線、顔に深い皺をきざみ、引きのばされ痩せ細った人物、不思議な配置の静物、人っ子ひとりいない町…虚無感に満ちた時代の空気を切り取り描いた彼の絵は、一度見たら忘れられない独特の輝きを放っていました。20歳を前にして確立されたそのスタイルは、ベルナール・ビュフェという画家を唯一無二の存在に押し上げることになります。その後ビュフェは50年にわたって制作を続け、その線や色彩を変化させ、描く対象を広げていきますが、何をどう描こうと「ビュフェ・スタイル」は貫かれていました。

若くして時代の寵児となり、画家であることの幸せと苦しみを常にあわせ持ちながら20世紀を駆け抜けたビュフェ。この展覧会では、初期から晩期までの作品を通してその変遷をたどるとともに、そこに貫かれた「ビュフェ・スタイル」を見つめます。様々なテーマと表現に挑んだベルナール・ビュフェの芸術、そしてその人生と人物像を、たっぷりお楽しみください。

<本館 中展示室>
当館の導入部分ともいえる本館展示室では、ビュフェがデビューする前、まだ明確な「スタイル」が確立していない10代後半の作品、そしてデビュー後に数年間を過ごし、ビュフェの画家としてのありかたに大きな影響を与えることになった南仏・プロヴァンスでの出会いと、当地で制作した作品を紹介します。

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2023年3月末をもって、無料シャトルバスは廃止となりました。大変恐れ入りますが、三島駅からは路線バス・富士急シティバスの「駿河平線」をご利用ください。南口のバスターミナル3番乗り場発となります。(このバスは御殿場線の長泉なめり駅も経由します)本数が限られていますのでご注意ください。当館アクセスのページはこちら
最新の時刻表、料金表は富士急シティバスのページからご確認をお願いいたします。

「クレマチスの丘」の次のバス停「ビュフェ美術館前」で下車、バス通りから左に入る坂道を下ると駿河平自然公園と当館の駐車場に出ます。その先のY字を左に進み、右にある美術館へのアプローチをお進みください。ビュフェの「くわがた虫」の彫刻が見えます。