【研究情報】ビュフェに関する論文が掲載されました

当館の学芸員がビュフェに就いて記した論文が、『静岡県博物館協会 研究紀要』に掲載されています。ネットでも公開されておりますので、是非にご高覧くださいませ。
https://www.shizuhaku.net/research/

 

【要旨】
戦前から戦後にかけてパリを拠点に活動した関口俊吾は、画業と並行して文筆業も行い、特にベルナール・ビュフェに関する記事を多く残した洋画家だった。戦後日本、とりわけ1950年代の日本に於いて、ビュフェは美術雑誌を通じて頻繁に受容されていたが、その中でも重要な役割を担ったのが関口に他ならない。本論では、関口によるビュフェの記述を紐解きながら、戦後日本に於けるビュフェ受容の様相の一端を詳らかにする。

 

【書誌情報】
福岡仁「洋画家が書いた「ビュッフェ」:関口俊吾の記述と戦後日本に於けるベルナール・ビュフェの受容」『静岡県博物館協会 研究紀要』第48号、2025年3月、2-11頁。