ベルナール・ビュフェ美術館の本館右回廊では、小特集「波を越える：ベルナール・ビュフェと船」を開催中です。
この機会に、ビュフェが描いた船の絵をお楽しみください。

【概要】
ビュフェが愛したモチーフの一つとして、船を挙げることができます。

ベルナール・ビュフェ財団が出版したカタログ・レゾネを紐解いてみると、彼が初めてこのモチーフを描いたのは1946年、18歳の時だったようです。

その後、ビュフェは多くの船を描いてゆきます。今回展示した《曳船と帆船》は、1951年に描かれた作品で、彼の初期の特徴である曇天や暗い色彩が際立っています。同じ年に、ビュフェはレガッタや三帆船なども描いており、これらを一つのシリーズとして認識していたのかもしれません。ビュフェは1997年に「レガッタ」と題した個展を行っていました。今回展示した船の作品群は、その個展を準備していた時に描かれた船の絵です。

〈展示風景〉