いきもののかたち
ビュフェの“自然誌博物館”

会期: 2023年7月15日(土)~10月1日(日) 主催: ベルナール・ビュフェ美術館 共催:ふじのくに地球環境史ミュージアム 会場:ベルナール・ビュフェ美術館別館2階企画展示室
  • ビュフェの少年時代の標本箱(写真資料)
    photo provided Gallerie Maurice Garnier

  • 《赤い昆虫》1963 油彩

  • ビュフェ の昆虫たちと標本の昆虫たち

  • 《蝶》1963 油彩

  • ゴライアストリバネアゲハ標本
    ふじのくに地球環境史ミュージアム蔵

  • 《蟹》1963 油彩

  • ビュフェの大好きだった海の生きものと標本たち

  • 《かさご》1964 リトグラフ

  • 《ガマ》1964 油彩

  • 1963 油彩

  • ビュフェの鳥たちと剥製の鳥たち

おかげさまで好評終了いたしました。たくさんのご来館ありがとうございました。

ビュフェの目と手を通して生まれた虫、鳥、さまざまな生きものの魅力。

虫が大好きな少年だったベルナール・ビュフェ。博物館や図鑑が好きで、夏休みを過ごした海辺では貝や蟹などにふれて遊び、美術館でも絵の中のうさぎやめんどりに見とれていました。さまざまな生きもののかたちの魅力とそれを絵に表現することの楽しさは、幼いビュフェの心にしっかりと焼きつけられたのでしょう。ビュフェの描く生きものたちは、写真のように本物そっくり、ではありません。それぞれの生きもののかたちの美しさ、おもしろさを、ビュフェのスタイルで誇張し、空想もまじえて描いたのです。ビュフェ少年が好きだったトンボやチョウをはじめ、画家の愛したさまざまな「いきもののかたち」をお楽しみください。油彩、リトグラフ、ドライポイントなど、さまざまな作品が並びます。

ふじのくに地球環境史ミュージアムから標本たちがやってくる!

本展覧会のもうひとつの魅力は、ふたつのミュージアムの共催企画であること。静岡県立の自然系博物館であるふじのくに地球環境史ミュージアムの協力で、昆虫、鳥、魚など、さまざまな生きものたちの実物標本をビュフェの作品とともに展示します。
ビュフェならずとも、生きものたちのかたちには大人も子どもも夢中になってしまう魅力があります。実物標本をじっくり観察したり、ビュフェがどんなところに魅力を感じて描いたのか、作品とともに見直してみたり、自分でもスケッチに挑戦してみたり。絵にも生きものにも、新しい発見がある展覧会です。

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関連イベント

ふじのくに地球環境史ミュージアムは、静岡市駿河区大谷にある県立の自然系博物館で、静岡県の自然に関する標本等を多数展示しています。
ミュージアムは「100年後の静岡が豊かであるために」を活動テーマに、人と自然が共生する未来のあり方を考えていきます。
ミュージアムの公式サイトはこちらから。